毛蟹(ケガニ)、楚蟹(ズワイガニ)って?
鮨屋でよく見る蟹と言えば
「毛蟹」か「楚蟹」。
●毛蟹
毛蟹の魅力は蟹の中でも
「カニ味噌」の量が多いこと。
「カニ味噌を味わいたいなら、毛ガニ」
と言われているほど、
カニ味噌が高く評価され、
味もクリーミーで甘みがあり人気な蟹。
ちなみにカニ味噌の正体は
「胆膵臓」のことで、
臓器の部分を食していることになる。
毛ガニは1年を通して安定的に
おいしくいただくことができる生き物で、
旬はないともいわれている。
●楚蟹
鮨屋で見かける楚蟹は、雌の楚蟹が多い。
11月6日解禁を迎える雌の楚蟹は
「セイコガニ」「香箱蟹」などと呼ばれ、
鮨屋のつまみでは欠かせない存在。
楚蟹は地域で名前が変わるのが特徴で、
「越前カニ(福井)」
「松葉カニ(鳥取)」などが有名。
ちなみに、
蟹の先祖は「海老(エビ)」。
ザックリと話すと、
祖先は「アミ」と言われる
海老に似た小型甲殻類の生き物から始まり、
後に車海老系→ボタン海老系→
伊勢海老系→ヤドカリ系→タラバカニ系→
ズワイカニ系へと進化を遂げていった。
【※余談】
鱈場蟹(タラバガニ)は、
名前に蟹の文字が含まれているが
正確には蟹の部類ではなく、
『ヤドカリ』の部類。
タラバガニは「蟹の王様」と言われるが、
実はヤドカリの部類である。
ではまた(^^♪
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