寿司の歴史について
寿司って今や日本でも海外でも
人気の高い食べ物になっているが、
その歴史は大変古く、
いろんな本を読んで要点だけを
自分なりにまとめてみた。
1.寿司は「なれずし」から始まった。
なれずしの代表は、
滋賀の琵琶湖周辺の「鮒寿司」が有名です。
2~5月から作られ始め、産卵期の鮒を塩漬けし
その後、ご飯と一緒に漬け込む本漬けをし、
魚を発酵させていただくもの。
発酵期間は3~6か月で長いもので2年。
長い時間をかけて魚の旨味を
引き出していたと言われている。
2.「なれずし」→「生なれずし」へ
岐阜の「鮎すし」が有名ですが、
なれずしは発酵期間が長いため、
漬けているお米はドロドロで食べることが
出来なかったが、生なれずしはご飯も
一緒に食べることができるもの。
要は発酵期間が短くなったことで、
すしを食べることが身近になったこと。
3.「生なれずし」→「早すし」へ
やがてお酢が登場すると、
これまでの寿司の形は
大きく変化を迎えました。
寿司と言えばこれまでは発酵させて
酸味を引き出すことが主であったが、
お酢の登場で酸味の効いたご飯が
手軽に作れるようになり、
発酵を待たずとも鮨を食べることができる
いわゆる「早すし」の誕生を迎えた。
今でいう「箱寿司」や「握り寿司」へと
変化を遂げていくものである。
4.さまざまな変化を経て今の握り寿司へ
握り寿司は今でこそカウンターに座って
一口サイズのもの1貫ずついただくスタイルが
確立されているが、昔はもちろん違った。
・サイズはおにぎりのようなサイズ。
・立ってサッと食べて、酒は飲まず帰る。
・漬け、酢〆、煮るなどのひと手間がある。
昔の握り寿司はおにぎりのようなサイズで
とても大きかったと言われている。
それが大きすぎるということで半分に切られ、
2貫付けのスタイルに発展したとか。
そして江戸っ子はせっかちな性格から
寿司は立ってサッと食べて帰るスタンスが
当時は当たり前だった。
今や冷蔵技術が発展し寿司を生で
いただくことも普通になったが、
昔の方達はさまざまな知恵を出し
寿司を提供していたことを知ると、
単純にすごいなと思った。
ではまた(^^♪
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