出世魚って?
出世魚とは、
成長するにつれて
名前を変える魚のことです。
ではなぜ、
名前を変える魚のことを
出世魚と言うのか?
いくつか理由があった。
1つは、
日本ならではの風習。
"遡ること江戸時代。
武士は出世や元服(今で言う成人)に伴い、
自身の名前や着るものを変えて
社会の仲間入りをする風習があった。
これら風習から
名が変わる魚のことを
「出世魚」と呼ぶようになり、
縁起の良い魚として扱われ、
お祝いの贈り物としても
使われるようになった。"
と言われております。
こちらの説が有力ですね。
もう1つは、
漁業や流通現場での商品価値の提示。
どういうことか?
例えば、ブリ。
※ブリは地域によって呼び方は変わります。
ワカシ 20㌢
↓
イナダ 40㌢
↓
ワラサ 60㌢
↓
ブリ 80㌢
となります。
極端な話。
大きさに関わらず全ての魚の名前を
一律ブリと名付けた場合、
ワカシとブリとでは味は異なりますし、
大きさによって用途も変わりますので、
商品の価値を提示しにくく、
名前を変えていると言われてます。
大きさによって名前を変えないと、
魚を買う側が「ブリちょうだい」と伝えても
魚を売る側がワカシを持ってきたら困るよね。
魚を買う側も売る側も
共通認識を持つことが大切なんだ。
ではまた(^^♪
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