鰯(イワシ)って?
「魚」偏に「弱」いと書いて
鰯(いわし)と呼ぶ。
別名「ナナツボシ」とも言う。
体についている斑点から
ナナツボシと呼ばれているが、
数が多い時もあるし斑点がない時もある。
日本で流通している鰯は、
「マイワシ」
「カタクチイワシ」
「ウルメイワシ」の3種類。
鰯は種類が多い魚だが、
鮨ネタにはマイワシが利用されるため、
今回はマイワシに焦点を当ててお話をする。
名前の由来は、
水から上げるとすぐに死ぬ魚という説や
貴族の食べ物ではない
「卑しい魚」という意味で
「卑し」から「いわし」に
なったとする説がある。
そんな弱弱しいイメージのある鰯ですが、
梅雨の時期がまさに旬な魚。
「入梅(※にゅうばい)鰯」
と呼ばれることもあって、
特に梅雨の時期は脂がのってとても美味い。
※入梅=梅雨の季節に入ること。
梅雨を超え産卵を終えた秋からは
マイワシの身が太り始めるため、
再度イワシを味わうことができる。
京都の丹後では「金樽イワシ」と呼ぶほど
鰯は名前の由来に反して高級魚として
扱われることもある。
また、
鰯は出世魚ではありませんが、
大きさによって名前がついている。
半透明の約35mm以下の稚魚をシラス、
約6~11cmのものを小羽(こば)、
約11~16cmのものを中羽(ちゆうば)、
約16cm以上を大羽(おおば)と呼ぶ。
漁獲量日本一は茨木県。
ちなみに。
鰯は外敵から身を守るために
大群で移動することで有名だが、
右回りが7割、左回りが3割。
と言われているとか。
さらに。
一度泳ぐ方向が決まると
ずっと同じ方向に泳ぎ続ける魚とも言われ、
不思議な魚でもある。
鰯やカタクチイワシの
稚魚を使ったしらすは、
水分量に応じて釜揚げしらすや
しらす干しやちりめんじゃこと
呼び方が変わる。
ではまた(^^♪
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