干瓢(カンピョウ)って?
鮨屋のネタの中で
干瓢巻きを好む方は意外と多い。
干瓢巻きは「海苔巻き」や「鉄砲巻き」
と、呼ぶことも鮨屋ではたまにある。
鉄砲巻きは干瓢巻きにわさびを入れた
細巻きの一種で、昔の人は鉄砲巻きと
呼ぶことが多い。
鉄砲の砲身に似ていることが由来している。
ちなみに、
そんな干瓢が何からできているかを
ご存知の方は意外と少ない。
結論から言うと、
干瓢はユウガオの果実(ふくべ)を
紐状に剥いて乾燥させた食品のこと。
名前の由来は、
ふくべ=【瓢】を【干】す(乾燥)から、
干瓢と呼ばれるようになった。
干瓢の生産数日本一は栃木県。
日本で生産する98%は栃木県と言われ、
圧倒的な生産量を誇る。
また、干瓢は6月〜7月を一番成り干瓢。
8月を過ぎると二番成り干瓢と呼ばれ、
一番成り干瓢は新干瓢とも言われており、
柔らかいのが特徴。
なので、
干瓢というのは季節によって状態が変わり、
一番外側の部分か一番内側の部分か、
ユウガオは場所によっても硬さが違う。
つまり仕込みには一層神経が必要で、
茹で加減、揉み具合など決まったものがなく
お店によって特徴が出るのが干瓢の面白いところ。
ではまた(^^♪
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